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歌手、鈴木雅之(58)がデビュー35周年を記念して、シャネルズ、ラッツ&スター時代も含めた初のベスト盤を3月4日に発売することが8日、分かった。シンガー・ソングライター、斉藤和義(48)が作詞作曲プロデュースした新曲「純愛」を収録。さらに、初回限定生産盤のボーナストラックとして、アマチュア時代のシャネルズのライブに、恩師の故大瀧詠一さん(享年65)が飛び入り出演した貴重な音源も収録される。

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 シャネルズのリードボーカルとして「ランナウェイ」でデビュー以降、ラッツ&スター時代の「め組のひと」、ソロ時代の「別れの街」「恋人」、デュエットナンバーの「ロンリー・チャップリン」「渋谷で5時」など、歌手生活35年間を網羅したベスト盤が発売される。「ALL TIME BEST~Martini Dictionary~」(4000円)のタイトルで45曲を収録し、3枚組になる豪華盤だ。

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ファンに喜んでもらおうと、鈴木は新曲も用意。2010年の夏フェスで共演し、気になる存在だった斉藤に、
ロック色の強い楽曲をオファーした。快諾した斉藤は「自分の知っている(鈴木のイメージの)R&Bの感じと混ざったら良いかなと思う曲を作りました」と、ダンサブルなロック調の「純愛」を書き下ろした。



 レコーディングに立ち会った斉藤は、ギターとコーラスも担当。鈴木と接した感想を「優しい感じで、すごく話しやすい方でした。スーツのイメージのマーチンさんじゃない、普段着がキュートでした(笑)」と振り返る。

 初回盤(4500円)には、レア楽曲や未発表ライブ音源の9曲を収録したボーナスCDを追加。その目玉が、デビュー前の79年にシャネルズが東京・新宿ルイードでクリスマスライブを行った際、大瀧さんが飛び入りで一緒に歌った「クリスマス音頭」と洋楽の2曲だ。大瀧さんへの感謝と自分の原点をファンに知ってもらいたいと、カセットテープで録音していた当時の音源を探し出し、CD化した。

 鈴木は「数え切れない思い出と素晴らしい出会いの“時間”が詰まっています。35年間に出会ったすべてのスタッフ、音楽仲間に改めて心から感謝を捧げます」と呼びかけている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150209-00000040-sanspo-musi